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無肥料栽培から見た肥料栽培

今年は『無農薬無肥料栽培』を行なって、非常に多くのことを学びました。今まで行なっていた普通の肥料栽培!たくさん肥料を与えているのに上手く育ってくれない場合や枯れていく野菜!「本当に肥料を与えるほど良いのだろうか?」という疑問も正直ありました。確かに肥料は野菜をはじめとした植物には不可欠であろうと考えます。然しながら、与えれば与えるだけ立派に育つという訳ではありません。植物には、葉が黄ばんでしまう栄養分の欠乏障害があると同時に過剰障害もあるのです!土壌にチッソが過剰であれば枝茎がやたら伸びて徒長気味になりますし、カリウムが過剰であればマグネシウムやカルシウムの吸収が阻害されてしまいます。即効性の高い化成肥料のような濃度の高い肥料を与えすぎると「肥料やけ」が起こります!これは肥料に含まれる塩分の浸透圧の作用により、根から水分が抜けてしまい枝葉が枯れてしまう状態のこと。正に『過ぎたるは猶及ばざるが如し』であるといえます。さて、無農薬無肥料栽培では、植え付けたあとは、根を伸ばして自ら水分と栄養分を求める為、その期間は葉や茎の成長が進みません!根を張ったあとに勢いよく成長して大きく育ってきます。温室育ちではなく、自ら伸び伸びと、そして強く育ってくるという成長です。大自然の恵みをたっぷりと頂いて成長する樹木の如く、畑の野菜たちも立派に成長するのを今年は確りと目にして、今後に向けて活かしていきたいと思います。『土・℃・居farm』さんにこころから感謝します。^^