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仙腸関節の整復 2

股関節の痛みや下肢の挙上の際に疼痛と制限のある場合は、脊椎の整復法にて消し去りますが、それでも結果が得られない場合もあります。当院では、そのような場合には仙腸関節を整復し、不定愁訴を消し去り、患者さんにとても驚かれ、そして笑顔になって頂いています。先日来院された患者さん(70代女性)1年前に座布団に躓き転倒された際に左肩と左股関節、そして左足を捻り負傷されました。左上肢は耳の高さ程度しか挙上できません!左下肢も挙上制限と外転(外側に開く)の制限と痛みがあり、左足関節は、1年の経過がありますが腫脹が大きく残存しています。左肩は腕と耳の三導療法にて、痛みと挙上制限は解消しました。股関節は脊椎の整復で70%の回復でしたので仙腸関節を整復しました処、一氣の解消を見ました。これは大変に驚かれ、そして喜んで頂きました。足関節の大きな腫脹は、包帯固定と就寝の際に心臓よりもやや足を高くする為に座布団や布団に両脚をのせて、お休み頂くようにお伝えしました。また股関節の痛みと挙上制限の強い患者さん(60代男性)には、仙腸関節を整復しただけで先の症状が一氣に雲散霧消!され、再検日に来院されたときには「鼠径ヘルニアが良くなってきました」という嬉しいお話しを聞くことができました。『仙腸関節の整復法は内臓にとっても良い結果を導き出す可能性がある!』と思います。僕は今!柔道整復術には、もっと凄く驚くような可能性を秘めているのではないかと考えています。

 

富山県砺波市 柴田接骨院 柴田佳一 拝、