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天覧相撲

平成28年の場所初めに天皇皇后両陛下が、初場所初日観戦にめでたく御臨席を賜りました。(拝礼)

 

中入り後は、西方が勝ちを納め続けた時に、舞の海修平氏が!「相撲は神道です」と言う言葉に、大変こころに響き胸が熱くなりました。陛下の御臨席は、北の湖前理事長に対する御心であったと思うところに再び!胸が熱くなった次第です。

 

「天覧相撲でまさかの大失態!」と僕は声を大きくあげてしまいました。安美錦✕稀勢の里の取り組みのことです。10年という長きにわたり日本人力士の優勝がないことは関係はないのかもしれませんが!どう見ても勝ち名乗りを受けるはずの安美錦に『取り直し』はいくら何でも納得はいきません!!

 

仏面の安美錦が怒り心頭の顔と態度に表したことは、天覧相撲においてはあり得ません!然しながら、審判員の下した判断は、それを助長したと言っても過言ではないでしょう。

 

皆が見ています。間違いは誰にでもあります。年の初めにそのことを日本人としてもう一度しっかりとすべきであると僕は思います。

畏れ多いとは思いましたがお伝えした次第です。

 

柴田佳一 拝、


憎たらしいほど強かった。

第55代横綱北の湖敏満(62)理事長がこの世を去られました。あまりにも急なことで、俄に信じられませんでした。「え~っ!嘘ぉ?」

 

お隣!石川県出身の横綱輪島には分が悪かったようですが、正に「憎たらしいほど強かった横綱」でした!言葉としては、非常に悪い使い方だと思いますが、その強さを強調したものであり、北の湖の強すぎるに相応しい言葉の使い方ではなかったか!と僕は思います。

 

負けるのではないかとハラハラして見てしまう横綱では全くなく!「負けろ~」と思ってしまうくらいの強さなのでした。m(__)m

花の28組と言われる昭和28年生まれの出世頭で、2代目若乃花や突っ張り関脇麒麟児など人気力士の中でも強すぎて悪役になっている感はありましたが、僕の中学生の頃に富山県高岡巡業がありましたので友人たちと電車に揺られて見に行ったものです。

 

その時に出会った!憎たらしいほど強かったひとの笑顔を見た時!いや、その瞬間に!僕の中のあのイメージが雲散霧消したのです。思い込みが外れた瞬間でした。タイミングが悪く!握手はしてもらえなかったのですが、北の湖の付け人だった蜂谷さんと握手してきたのをハッキリと覚えています。(ありがとうございました)^^

 

拙ブログのカテゴリー『思い込み』は、大横綱北の湖から生まれているもので「多分そうだ。そうに違いない」という一方的な思い込みの間違いを正してくれたのです。『確認もしないで言葉にしてはならない』と・・・。

 

北の湖理事長。

10年以上横綱の強さを見せてくださり本当にありがとうございました。先日の白鵬関への一言!同感です。あなたの仕切る際の横真一文字に結んだ口元が、いかにも横綱北の湖の憎たらしいほど強いイメージを後押しするものでした。僕は高岡巡業以来!北の湖ファンでした。昭和の大横綱 北の湖敏満関 さようなら・・・。


横綱白鵬関は盤石!

今年!納めの九州場所も横綱白鵬関で決まりのようです。今場所の横綱の取り口では、色々と賛否が囁かれていますが、昨日が終わって単独の12連勝です。

 

日馬富士との対戦が終了した時点でほぼ決定的になるかもしれません!意地でも負けられない日馬富士はどう取るか!注目されるところですね。だけど!僕が思うに横綱白鵬関はもはや『盤石』であり、どう向かって行こうがビクともしません。平成の大横綱と末代まで語り継がれると思います。

 

僕は!平成の大横綱に僭越ながら一言。僕が相撲を取っていた頃は小兵でしたので「けたぐり」「あしとり」「うちむそう」「ちょんがけ」などで嫌がられたものでした。どうしても勝てない相手には『猫だまし』を使ったこともありました。

 

型は違えど!昭和の大横綱双葉山の土俵入りを取り入れておられる白鵬関はどうか双葉山の「大横綱」の相撲を受け継いだままでいてほしいと僕は思います。

 

平成の大横綱白鵬関を僕はずっと応援しています。

柴田佳一 拝、


横綱の優勝!

大相撲九月場所は横綱鶴竜が制しました。大関照ノ富士が怪我で失速!然し!鶴竜との本割では即効相撲で完勝し、僕が予想した来場所は綱取り場所となります。

 

横綱に昇進してから9場所目の優勝で「くさらずにやってきて良かった」と語った鶴竜の言葉に、僕は胸打たれました。横綱という地位が力士をそしてひとをつくります。鶴竜力三郎!これから益々力強くなってもらいたいと思います。

 

来場所は綱取りの大関照ノ富士!三横綱に全て勝つことが出来れば来年の初場所には新横綱です。僕はあり得ると思います。

何故かそう思います。


大関相撲!

 

 

大相撲九月場所三日目!「この一番」は、照ノ富士 vs 大砂嵐 

で決まりです。大関二場所目の照ノ富士は、上手が引けずに辛抱し頭をつけたりしながら勝機を待ちます。力のこもる攻防の末!土俵際で驚異的な粘りを見せる大砂嵐を寄り切りで破って三連勝としました。

 

初日から連敗を喫した横綱白鵬は三日目から休場!膝の治療に専念することになり、ひとり横綱となった鶴竜は、白鵬を破った嘉風に破れ金星を配給。普通ならばこの一番こそが注目されると思いますが、僕は照ノ富士のコノ『大関相撲』に惚れ込んだのです。

 

今場所の照ノ富士は、いつもとはチョット違う気がしています。

二度目の優勝で来場所は早くも綱取り場所になるような!

そんな気がしてなりません。


声高らかに国歌斉唱!

昨日の大相撲7月場所は、白鵬関が35回目の優勝を飾り、優勝回数の記録を更新しました。「名古屋は暑い」を益々!熱くしてくれました。

 

僕は今場所を振り返って注目!したのは、幕内や十枚目ではなく三段目で優勝した飛翔富士です。3月場所で序の口優勝!5月場所では序二段優勝!そしてこの7月場所でも三段目で優勝!と3場所連続優勝なのです。この飛翔富士は元十両力士なので当り前といえば、そうかもしれませんが、ここまで我慢の土俵が続いているのです。(頑張れ)

 

来場所は幕下復帰の場所になり、4場所連続優勝なるか!?十両まで!いや、幕内まで一気に昇進してほしい!と思います。僕たちは頑張るひとを只管応援します!

 

平成の大横綱白鵬関と共に、昨日国歌君が代の斉唱がありました。

我が家では、テレビ桟敷にて姿勢を正し!声高らかに国歌君が代を斉唱致しました。

 

日本全国で皆が共に斉唱しているという気持ちになり、何故か嬉しく思うのです。来場所も姿勢を正し!声高らかにしっかりと斉唱したいと思います。^^


妙義龍関はどうでしたか?

大相撲7月場所初日!結び前の一番

日馬富士に妙義龍が対戦しました。妙義龍が有利と見ていたのですが、日馬富士に軍配!勝ち名乗りをあげる行司に僕は思わず「ちょっと待ったあ~!」

 

こんな事はあまり記憶にはないのですが、懸賞金を受けてからの物言いです。審判員も控えの力士も暫くの沈黙だったのです。死に体とはいえ先に落ちたのは日馬富士であり!その後に妙義龍が背を土俵につけました。

 

最近の審判員については!しっかりと白黒を判断してほしいと思います。少しでも疑わしいと直感した場合は『物言い』をつけなければなりません。「確認の為」と井筒親方は言っておられましたが、僕は「もう一番」を期待しました。

 

相撲はスポーツではなく『神道行事』ですから、勝敗よりも重要なことがあるのは僕も理解はしています。

 

「妙義龍関はどうでしたか?」僕は、不満の素振りも見せずに花道を帰る姿に日本人の気質を見たような気がしています。

「立派でした。」


横綱に近い新大関!

大相撲五月場所は東関脇照ノ富士が12勝3敗で初優勝を飾りました。誰もが、大横綱白鵬の優勝だろうと思い込んでいただろうと思います。勿論!僕もそのひとりです。

 

鳥取城北高校相撲部出身の力士が今!旬になっています。照ノ富士をはじめ逸ノ城!貴ノ岩に石浦など躍進する力士の中でも群を抜いています。彼らは皆!若い青年ばかりであり「スレ」ていません。態度は大柄ですから大きく目に映りますが、無邪気さがあって好感度これから先は右肩上がりだと思います。

 

国歌斉唱を終え、インタビューの際の照ノ富士のショットです!!「お父さん、お母さんをはじめ親方、おかみさん、部屋のみなさんすべてに感謝です!」彼の素直な気持ちが伝わってきました。

 

僕などは弱いので、ワザと強がってしまいがちなのですが、本当に強い男というものは、ひとには本当にやさしいものなんだな!と、照ノ富士を見て思いながら、ひとり頭を掻いています。^^

 

万年大関に決してならない新大関の誕生は、北陸新幹線かがやきの様に一気に走り抜けるのかもしれません!若い大型横綱の誕生は、もしかすると11月場所になるかも・・・。

楽しみです。


水入り!

三月大阪場所も横綱白鵬の優勝で幕を閉じました!流石に平成の大横綱です。然し!優勝はしましたが、横綱自身のこころの居場所が定まっていません。

 

横綱も30歳の青年と考えれば「さもありなん!」と思いますし、お察し致します。然し僕は、周りの人が何と言おうが動揺せず!堂々とあってほしい!と、僭越乍ら思うのです。「横綱!大丈夫です」^^

 

誰にでも失言や失敗はあるものであります!僕自身、半世紀以上も生きているのに未だにあります!^^それを30歳の横綱!ましてやモンゴル人の力士に求めることこそ!日本人のすることではないのではないか。と、僕は思うのです。

 

相撲は、スポーツではなく神事である!と伺ったことがあります。横綱があり大関があってこその神事であり、日本の国技だと僕は思うのです。どこの出身力士であろうが国技を支えて頂いている事にこころから感謝したいと僕は思います。

 

左上の写真は、14日目の照ノ富士と逸ノ城の水入り大相撲です。

なかなか勝負がつかぬ時に「水」が入ります。今回の横綱白鵬の色

~んな話題にも「水」を入れて!改めて勝負!というのではなく!

「預かり」として『水に流してほしい』と思います。

 

紛争や言い争いも同じこと!僕はそう思います。拝、


横綱土俵入りの話!

 

 幕末の日本の姿を優れた写真技術で撮影したF・ベアトの記録のなかに横綱土俵入りの集合写真があります。各地の風景や様々な人々など、とてもきれいに撮影されていて「一見の価値あり」です!

 

本来ならば土俵の上での横綱土俵入りですが、撮影し易いように室内で!しかも露払いは省かれていますが、勝負審判まで入れた集合写真になっています。

 

さて!本題に入ります。左の横綱は、11代横綱不知火光右衛門で右は、13代横綱鬼面山谷五郎です。相撲錦絵では大きなアンコ型で描かれていますが、実はソップ型に近い体型であったことが分かります。現代の力士の体は、昔と比べて断然大きいのです。^^

 

「あれ?」と思われた方は、相撲通!だと僕は思います。不知火の左手が脇についています!現在の横綱の型でいえば鶴竜の雲竜型になります。鬼面山は両手を広げる横綱白鵬、日馬富士の不知火型を表しています。「???」

 

そうなのです!本当は雲竜型と不知火型が逆転しているのです。僕が子供の頃に、相撲好きの近所のおじいさんに聞いた話では「富山県出身の横綱梅ケ谷藤太郎が不知火の型を美しいまでに土俵入りして広まり、太刀山峰右衛門が雲竜の型を受け継いだのだ」と。

 

角聖常陸山の型もあったと聞きました。それは、過去にNHKで放送された最古の映像に横綱小錦八十吉の土俵入りに梅ケ谷藤太郎や常陸山の横綱土俵入りを紹介していましたので、合点がいきます。

 

現代の横綱土俵入りの型は梅ケ谷型と太刀山型と呼ぶほうが良いのではないかと思います。写真の両横綱の為にも訂正してあげてほしいと思うのは僕だけではないと勝手に思っています。^^