NHK中部アーカイブスで29年前に放送された「のぞみ5歳」です。2月半ばに再放送されていて、大変懐かしく見ていました。
29年前に僕も見ていたのを思い出したのです!次に何が起こるのか!?どうなるのか!?何が語られるのか!?が、すべて頭の中に甦ってくるのです。盲目のご両親から生まれ、とてつもなく深い愛情を受けて育っていくのぞみちゃんとご両親の姿を見てわかってはいても、夫婦共々!大泣きしてしまいました。^^
のぞみちゃんが、遊びに来ていたお友達にしたことに対して、いつも優しいお父さんがご立腹!のぞみちゃんはきつく叱られてしまいました。「ごめんなさい言いなさい!」とお父さんに言われ「ごめんなさい」と言ったのぞみちゃんでしたが、納得できるはずもなく悔し泣きでお父さんに八つ当たり!お父さんの腕を叩いてしまいました。^^
いつも優しいお父さんが、初めて恐いと思った瞬間でした!子供の頃を振り返ってみると、『父に叱られたら母に助けを求める』その逆もありますけれど、のぞみちゃんはお母さんに助けを求め、傍に行くのですが、お母さんは素っ気なく外出してしまいます。
「お母さんごめんなさい言った」何度も何度も繰り返しながらお母さんの後を!靴を履くのも忘れて靴下のまま追いかけます。追いついたのぞみちゃんは、お母さんの左人差し指を握って抱かれています。
「のんちゃんはお父さんのことが許せないんだったら、一緒に暮らせないんだったら、どこか好きなひとの所で暮らしなさい!お母さんは、お父さんのことが大好きで離れられないの」・・・。
僕は、自分自身に置き換えて一考すると「お父さんにもう一度あやまりなさい」と、只それだけを言うと思います。然し!のぞみちゃんのお母さんは、先の言葉を投げかけられました。
『自律と我が家族』のあり方を5歳ののぞみちゃんに伝えておられるのです。僕は、29年前に聞いた言葉がず~っと耳に!記憶にあったのです。当時!僕は独身でしたが「すばらしい夫婦、親子関係だなあ」と印象深く残っていたのです。
「親の背中を見て子は育つ」29年後の現在!ご両親は60代になられ、僕たち夫婦を泣かせてくれたのぞみちゃんは33歳!二人の娘さんをもつお母さんになっていました。29年前の放送後に生まれた妹さんも入籍されたということで、3人家族が29年後に8人になられていました!おめでとうございます。^^
泣きながらそして良い笑顔をみせてくれた「のぞみ5歳」は、今の時代に、ひととして大切な何か大きなものを投げかけているような気がしています。「夫婦とは」「親子とは」「ひととは」僕は、あらためて感じるものがありました。
すばらしい!愛情いっぱいの子育て!というよりもひとを育てるということを、僕は番組を通して感じ取りました。
のぞみさんをはじめ、ご家族の皆さん!末永くお幸せに。
ありがとうございました。
追伸:素敵です。^^