砺波市林新屋敷(あらやしき)地区は、春の散居を彩るシバザクラの鮮やかさを見せつけてくれます!砺波市のチューリップフェアが東の横綱であるならば、こちらは西の横綱であるとばかりに僕たちの目にこころに訴えてくるようです。
新屋敷地区農村環境保全向上推進協議会(砺波市林)のみなさんは砺波市の美しい散居村の景観を守る為「シバザクラの里」の整備に力を注いでおられ、この度!第63回富山県農村文化賞を受賞されました。最近!柴田接骨院でも患者さんが「きれいだから見てこられ~」と、たくさんの方に仰っておられました。^^
昨年11月に富山新聞に『土に生きる』と題して記事が載りましたので以下、転載したいと思います。
(転載開始)
砺波市林の新屋敷地区。砺波平野の散居村に広がるこの地区を貫く岸渡川(がんどがわ)の両岸では、4月末から5月にかけて鮮やかなシバザクラが合わせて約600㍍にわたって咲き誇る。今では隠れた名所として大勢の見学者が訪れるようになり、世話をする住民にとって何よりの励みとなっている。美しい景観を守るため、新屋敷地区農村環境保全向上推進協議会がシバザクラ植栽の取り組みを始めたのは4年前の春だった。
協議会は、旧来の主に農業を営んできた世帯と、住宅団地で暮らす計50世帯で構成し、老人会など6団体が加わる。2007年3月に設立し、地区一丸となって身の回りの環境保全に努めてきた。
設立当初、環境保全や除草軽減に向け、排水路のり面にヒメイワダレソウを植えたが、「ネズミの食害や成長が旺盛で管理が大変だった」と野澤久雄代表(66)が振り返るように、思う通りにはいかなかった。
10年春から植え込み対策に悩んだ協議会メンバーはシバザクラに注目。2010年春、成功例として知られる大野市乾側に足を運び、目にした光景は「素晴らしかった」(野澤代表)。メンバー全員がすっかりシバザクラの魅力にひかれ、1カ月後には岸渡川ののり面にたまっていた泥を運び出し、その後、シートを張った。同年11月、初めて両岸約100㍍に2千ポットのシバザクラを植えた。住民の熱意に支えられ、3年間かけて順調に植え込みを延長してきた。
協議会は今年から「(砺波市福祉センター)北部苑を勝手にシバザクラの里にするプロジェクト」を企画し、利用者と住民が一緒になってポット苗を作った。来春、同苑の周囲に植えこむ。美しいふるさとを守る取り組みが地区全体に広がってきている。
(転載終了)
先日の昼休みに妻とふたりで、ぶらりと立ち寄ってみましたら!岸渡川ののり面ばかりではなく!?田圃の畦にもシバザクラが植えこんであり!数年の内にはドンドン範囲が広がりをみせる予感がしています。(勝手にプロジェクトは僕も大好きです)^^
家の周りや田んぼの畦にまで広がっていけば!草刈り作業も激減し且つ又、畦の除草剤散布もなくなるような気がしています。美しい環境の中では!作物は勿論!ひとづくりにも大きく貢献するものだと僕は強く思います。
「新屋敷のシバザクラを是非!見に来てください!こころがホッとしてあったか~くなりますよ」
新屋敷のみなさんとシバザクラに大きな拍手を送りたいです。