鶴のたとえは、優れたひとや人格、態度!良きもののたとえ。且つまた、行ないへの戒めとなる言葉があります。「雲間の鶴」(うんかんのつる)は、凡人よりも高く抜きん出た人格のたとえであり「鳴鶴陰に在り、その子、これに和す」(めいかくいんにあり・・・)は、立派な人物が反応し合うことのたとえ。「鶴の嘴」(つるのはし)は、男女の愛情の長いことを鶴の嘴にたとえたもの。「亀鶴の契り」(きかくのちぎり)は、千年万年の長い契り。永遠の契り。また夫婦の契りのたとえです。そして「亀の年を鶴が羨む」(かめのとしをつるがうらやむ)は、千年の寿命をもつという鶴が、寿命万年の亀を羨しがること。欲に限りのないことのたとえです。やはり、我々日本人にとって、こころに沁みる鶴のたとえ。大切にそして、しっかりとこころに刻みたいとしみじみと思う次第です。^^
鶴のたとえ 4
鶴は美しく、発する声も響き渡ります。日本人にとって吉祥の鳥であり亀とともに長命のとてもおめでたいものとして尊ばれています。「鶴のたとえ」は、とても多く存在していて意味を知ると『ふ~ん!なるほどぉ~!』と頷いてしまいます。では「延頸鶴望」(えんけいかくぼう)強く待ち焦がれること。「延頸」は首を延ばすことであり、鶴の長い首のように長く首を延ばして心待ちにするという意味で「頸を延ばして鶴望す」とも読まれます。「鶴立企佇」(かくりつきちょ)心の底から待ち望むこと。「企」は踵(かかと)を上げて、つま先で立つこと。「佇」は待ち望むこと。鶴が首を延ばして、つま先で立つ姿を人や物を待ち望んでいる様子にたとえたもの。「鶴企」と略して使うこともある言葉です。「鶏皮鶴髪」(けいひかくはつ)年老いて衰えた老人の容姿のたとえ。鶏のように張りを失った肌と鶴の羽のように白い髪の毛という意味です。「童顔鶴髪」(どうがんかくはつ)年老いても元氣な人の様子。「童顔」は子どものような幼い顔。または、子どものように色艶の良い顔のこと。「鶴髪」は鶴の羽毛のような白髪のこと。「ふ~ん!なるほどぉ~!」僕も還暦を過ぎていますので「童顔」子どものように色艶の良い顔で「鶴髪」鶴の羽毛のような白髪でありたいなあと心の底から望んでみたいと思っています。^^