さて今回は所謂(いわゆる)四十肩、五十肩を体験した私の体験談を書いてみようと思った!今から四年前に体験したすべてをしっかりと書きとめ、今、現在、痛みと向き合っておられる方々にほんのわずかでもお役に立てるのではないかと思い!始めることにした。
まず最初にお断りしておきたいと思う。接骨院では、所謂四十肩、五十肩(肩関節周囲炎)は保険の対象ではない!然し!骨折や脱臼もしくは重度の捻挫による固定や、動かぬ関節を打撲や、捻ったなど外傷性の場合はその限りではない事を付け加えておく。
私の場合は平成21年4月7日のお昼休みに体力づくりの為にバーベルやダンベルを使ってのトレーニングをしていた時の事だ。
最後の追い込みをかけて20キロのダンベルで上腕を鍛えていて、あと一回で終える!と、その瞬間!ブチッ!・・・・・・・ん!力が入らない!・・・あれっ?・・・何か変だ!・・・・
自分の左上腕を見て 「あ~!やっちゃった!」 そう、上腕二頭筋断裂だ!筋肉に過度の力が加わると耐え切れずに筋肉の先端の腱が切断されるのだ。痛みは余り無く脱力感が特徴である!
若い年齢であれば、手術をするが47歳だ。仕事も休むわけにはいかないと判断し手術はせずにそのままで、治療する事にした。
元小結舞の海秀平さんも現役時代に同じ怪我をされていたのを思い出す。私の場合四年が経った今でも力こぶを作ると違和感を感ずるが日常生活には全く差し障りは無い。
怪我から二ヶ月経過したあたりから左肩が少し痛み出した!夜間痛である。日中は動いているので痛みは無いが、毛布一枚で寝ていると肩が冷えて寝返りをうつと痛みで目が覚めるようになっていた。
間違いない四十肩だ!(昔は四、五十歳に多く!今は六、七十歳でも罹る)!!!!!!!!!!
普通の人ならば、困った問題である!普通でない私は、好機到来である!今までの、肩の痛みに対し患者として向き合えるのだ。今までの疑問が自分自身で解決できるはずだ!経験した者は強いのだ!
私は知識より経験を尊ぶ。勉学をどれだけ重ねようが一度の経験に勝るものはないのだ。
大分前置きが長くなってしまったが、経験者としてお伝えしたいと思う。
私の肩の場合は左腕が全く動かない状態にまで、わざと悪化させたので、1~10まであるとすれば10である。10からのスタートにして話を進める事にします。
(対処開始前の症状)
1.痛み・・・・・日中は血液の流れがよいので余り痛みは無いが、夜中に疼く痛みがありとても辛くて眠れない。また、動かぬ腕をぶつけたり、不意に肩を叩かれたり、手を引かれたりすると物凄い激痛が走る。変な話だが、五寸くぎを肩に当てゆっくりと打たれる様な痛みだ!
2.動き・・・・・私の場合は、3~5センチ位、動かせるだけで手を上げる事も後ろへ回す事も無理で運動などは腕がロックされた状態で、無理に動かすとアノ物凄い激痛が走る。
以上の状態から今まで頭の中にある学習してきた治療方法を行いながら良し悪しを判別をした。
(対処開始)
1.夜の痛みは、言い方が悪いが半端ではない痛みだ。辛く、睡眠不足になる。
・・痛みの段階10・・
① 先ずは何より、ごしんじょう療法を行なう!
② 三導療法を行なう!(①と②は柴田接骨院の根幹の治療です)
③ 身体が冷えると激痛となるので湯治の要領で湯船に程よく入り体温をあげる!
④ 誰かに背中の垢すりなど出来る範囲でお願いする!
⑤ もう一度、湯船に入り痛む肩を肘を曲げてゆっくりと動かす!その際、脇に片方の親指を当てる!
⑥ 湯あがりにお酒を頂き身体の芯から温まる!
⑦ 早寝早起きを心がけ、早朝からウォーキングを1時間行なった!
⑧ 朝はシャワーを熱めにして肩にあて、肘を曲げて動かし、前出のブログで対処した!
これを毎日欠かさず行なった。二週間にしてアノ辛い痛みが去り始め腕があがり始めた!夜間痛で眠れぬ日が続いた時はこれは大変な事で私は自宅で仕事をしているが会社へ出勤される方はストレスが溜まって事故などにもつながる可能性があり!いくら普段は優しい人でもイライラが募ることも多くなると思う!
二週間で痛みの段階は、2~3になり、腕を上げて背伸びの状態で少し痛む程度だ!今までの詰め込んだ知識を呼び戻してみると、前傾姿勢でアイロンを持ち前後に振る体操を励行した事や、痛む手に乾拭きのタオルを持たせガラスを拭かせる事などがあったと記憶するが、それは間違いである!痛みの強い時にそれをすると悪化すると確信した!体験は、経験は強いのだ!
(対処した総括)
1.身体を温め冷やさないこと!(クーラー、冷湿布などに気をつける)
2.シャワーで済まさず、湯治のつもりで湯船に入り、湯の中で肩を動かす事!(無理はせずに)
3.許されるならば、お酒を頂きほがらかに暮らすこと!
夏はクーラー、扇風機や夜風に気をつけて下さい。冬は、カイロや湯たんぽを使い患部を温め、低温やけどには注意して下さい。
・・・これで(痛みの段階は、1からゼロです)・・・
(追記)
あせらずにの~んびり治療しましょう。じゃあなく!身体を温めて早く対処してしまいましょう!
では、お大事に!