僕が先日、目が釘づけとなった記事がありました。33年前に中国へ行き勉強させて頂いた経験があるので、中国は今でも大好きな国である事は変わりありません。昭和の太閤!田中角栄先生のおかげで中国と国交が結ばれ、そして今があるのだ。ということを日本人として忘れてはならないと僕は思っています。(礼)国に違いがあるように、言葉や教育、ひとの考え方など様々な違いはある!と認めたうえで、違っていない!同じなのだ!と思えて嬉しく、そして思い込みの恐ろしさをも感じさせてくれました。
中国メディアが伝えるその記事を以下、転載したいと思います。
(転載開始)
日本人小学生の放った言葉に中国人家族が絶句、「われわれの愛国教育は間違っていた!」-中国メディア
Record China1月13日0時10分配信
日本人男性と結婚した従姉が、夫と彼の親戚の男の子を連れて中国に里帰りした。男の子は俊夫という名の小学校1年生。見知らぬ国で言葉の通じない人々に囲まれて、とても緊張している様子だったが、一生懸命カタコトの中国語で私たちに挨拶し、深々とお辞儀をした。その姿がとても愛らしく、私たちはいっぺんで俊夫のことが大好きになった。だが、その従姉の一番上の姉の子、小学3年生の鵬鵬(ポンポン)だけは違った。最初から敵意むき出しの顔で俊夫をにらみつけ、こぶしを振り上げると「打倒小日本(ちっぽけな日本をやっつけろ)!」と叫んだのだ。これには俊夫も周りの大人たちもビックリ。鵬鵬の父親が彼を叱ると、「だって、日本人は中国人の敵じゃないか!学校の先生もそう言ってたもん。パパたちは中国を愛してないんだ!」と言って泣き出した。そこで、「先生が言っているのは歴史だ。今は日本と仲良くしなきゃ。それに俊夫は私たちの大切なお客さんなんだから」と言い聞かせると、「じゃあ、パパやママはなぜ毎日、日本が中国の土地を奪ったから日本製品をボイコットするなんて言ってるんだよ?学校で見せられた教育アニメでも、日本帝国主義を打倒しろって言ってたよ!」と反論した。幸いなことに、中国語の分からない俊夫に鵬鵬と父親の会話の中身を知られることはなかった。俊夫は本当にいい子で、自分で出来ることは自分で全部する。礼儀正しく、大人を敬い、食事の際は全員が箸を取り、従姉が日本語で「いただきます」と言ってから、自分の箸を取る。それに比べて、鵬鵬はどうだ。部屋は汚い。自分では何もしない。食事は当然のように自分が好きな料理を一人占めし、彼を溺愛する大人たちもわざわざ好物を取り分けてやる。私たちは「鵬鵬が俊夫みたいだったらいいのに」と心から思ったものだ。そんな鵬鵬もだんだん俊夫に打ち解け、2人で遊ぶことも多くなった。お互いに日本語や中国語を教え合っている姿を見て「やっぱり子供同士だ」と安心した。最後の晩、従姉とその夫は買い物に出かけていて、私たちはみんなでテレビを見ていた。そこへ鵬鵬が得意げな顔で俊夫を連れて来て「俊夫がみんなに言いたいことがあるって」と言った。俊夫は顔を赤くしながら恥ずかしそうに微笑んで、たどたどしい中国語でこう言った。「僕は死んで当然の日本人です。僕は中国人に謝ります」俊夫のこの言葉にその場の大人たちは全員凍りついた。鵬鵬の父親はすぐさま彼をトイレに引きずって行き、中から「パン!」と引っぱたく大きな音が聞こえた。真相はこうだ。鵬鵬は俊夫に「みんなが喜ぶ言葉がある」とだまして、あの言葉を覚えさせたのだ。こんな小さな子供がここまで日本を憎むとは、あまりにもおかしい。鵬鵬の愛国感はすでにゆがんでしまっている。善良で純粋で友好的な日本の子供を前にして、中国の子供がどれほど恐ろしい敵意と憎しみを日本に抱いているかを私たちは思い知らされた。中国の愛国教育はもっと客観的で冷静であるべきではないのか。
(翻訳・編集/本郷)
(転載終了)
教育が、いや国の方針が、ひとのこころにここまで深く影響を及ぼすとは、分かってはいても言葉になりませんでした。大人の発する『言葉』の子供へ与える多大なる影響!!普段から気をつけたいものです。左上の写真は妻の実家にある南天(ナンテン)です。中国、日本のどちらも原産とあり、難を転ずることにあやかる縁起物とされています。中国と日本は、縁起を担ぐ民族であると思います。必ずや、南天にあやかり難を転ずると信じています。隣人同士で争うなんて愚かな事である!と思う次第です。