当院では、肩の痛みについては年齢を考慮して治療を行なっています。若い方は早期に回復しますが、50歳を超えてきますと「安静指導」が長くなった場合に可動域が狭くなることがあります。所謂「五十肩」「拘縮肩」に移行してしまいます!そうなりますと夜間痛が激しくなり、腕が上らない、後ろに回せない、ということになってしまうことがあります。『痛くてもドンドン動かすこと』『アイロン体操』『窓の上を拭き掃除すること』と指導していた頃もありましたけれども、僕自身が47歳のときにダンベルカールで左上腕二頭筋断裂し「四十肩」となり、その体験から『痛くてもドンドン動かすこと』を行なうと夜間痛が激痛となり、全く睡眠がとれない状況になりました。この体験から僕は『まずは肩を温めながら肘を屈曲(曲げた)した状態で動かせる範囲内でゆっくりと運動すること』を行なってみました。これはとても効果的で、夜に眠る際に痛む肩の下にクッションを入れて、肩が下がらないようにすると激しかった夜間痛がドンドン軽減して、睡眠がとれるように変化してきました。睡眠は、からだを回復させる特効薬のはたらきがあります。このおかげで回復がドンドン早まっていきました。この体験は、肩を痛められた患者さまに是非お伝えしていきたいと考える次第です。あとは決して冷やさないこと!が、とても大切です。拙ブログがお役に立てれば幸いです!またお伝えしたいと思います。^^