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湿潤療法の教え

先日のブログでお伝えしました「肋骨を整復する」の患者さんが、お顔に擦り傷をされていましたので『湿潤療法』をおススメしましたところ、大分キレイに回復されましたのでお伝えしたいと思います。擦り傷や切り傷が、お顔でなければ「傷バン」で十分かと思いますが、お顔の場合は傷あとが残らないように、痣(あざ)にならぬようにしなければなりません。おススメした『湿潤療法』とは、消毒薬を使用せず、傷を水で洗いワセリンを傷に塗布し、ラップで覆います。ラップが外れないように、かぶれにくいテープなどで固定させます!今はマスクを使用していますから、注目されることなく、さり気なく隠せるのはチョットうれしいですね。^^/

 

傷を乾燥させず、湿らせて潤いを与える『湿潤療法』は、傷口から出てくる浸出液が傷ついた肌をキレイに美しく回復させてくれるのです。注意することは、潤いを与えるのであれば薬用クリームが良いのではないかと大きな勘違いをすること!!界面活性剤を含むものは皮脂を分解させてしまいます。皮脂は、皮膚の常在菌の大切な栄養源であって、傷の回復、修復には欠かせないものです。あとは傷口がキレイになるまで直射日光!紫外線に注意しましょう。痣(あざ)にならないようにする為です!我々のからだには自然治癒力という大いなる力が与えられています。『湿潤療法』は、そのことを教えてくれているのだと僕は思います。

 

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