痛みで首が動かせない
「首が痛くて回らない、上下が向けない、寝たら起き上がる際に手で頭を支えないと起き上がれない」という70代女性。2日前にヨガ教室で首のヨガを行なわれた時に僧帽筋上部に負荷がかかったことにより負傷されたものでした。後頭部の僧帽筋付着部から肩にかけての痛みが甚だ著しく、首を動かすことができない状態です。この方の場合!年齢も考慮し、整復法ではなく三導療法にて治療をすることにしました。先ずは、両第3指(中指)と肘関節、そして肩(背中)の3点をゆっくりと圧迫を加えます。『如何です?ゆっくりと首を動かしてください!大丈夫です!安心してゆっくりゆっくり動かしましょう』「あ!動かせる!!」『上下左右を少しづつ早めに動かしてください』「痛くない!大丈夫!動きます!」『良かったです!今日はシャワーを首の後ろに当たるようにかけ流しをして、温まってから首を動かしましょう。その後は温湿布です!』とお伝えして終了しました。「気をつけることはありますか?」と言われたので『今からお昼寝はしないようにお願いします!普段通りに動いていてください。○○さんの場合!マッサージはしないようにしてください!』とお伝えしました。(注意)痛がっておられるのを見て、少しでも楽になればと、ご家族の方がマッサージを行なわれる場合があります。強く行なわれますと、痛みが強くなり、頭痛や吐き気を伴うようになる可能性があり、肩井(けんせい)のツボに強い刺激が入ると脳貧血となり意識を失うこともありますので行なわないことをお勧めします。※ 行なった後の強い痛みは決して「好転反応」ではないことをここにお伝えしておきたいと思います!どうぞお大事に。
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