『太陽の光!このエネルギーを思う存分に受け取りなさあ~いっ』と言われている気がして、思わず「ふぅ~っ」と大きく深呼吸をしていました。この太陽の光をからだに受け取ると体内ではビタミンDが形成されます。経口摂取ではなく太陽の光が我々の体内で作りだしてくれるのです。明治の後期に富山と石川の県境に「クル病」の患者が多く見られた原因が、栄養不良と日照不足であったといわれています。今では見られませんが山間部では樹木が一斉に生い茂り、日射しがない状態で乳幼児はカゴの中に入れられ、親たちは外仕事!からだの形成の大切な時期にビタミンDがあまりにも足りていなかったのです。僕も何人かのクル病の患者さんにお話しを伺っています。「極度のО脚がイヤであまり外に出たくなかった」と仰っていた記憶が僕の中では鮮明です。