手首の捻挫でお困りの方が来院されました。1ヵ月以上経過しているのに手首を回す時や、お仕事で物を持つ際に激痛が走ることがあるそうで、他の医療機関の通院治療歴もありました。「手関節捻挫」と診断されて現在に至ります。手首を上下にすると痛みがあり、捻ると小指側に痛みが強く出ています。少し小指側の関節部(尺骨下部)に軽度の腫脹が見られます。
早速!治療に入ります。左手関節の整復操作を行います!「ぎしっ」という整復音と共にアッという間に終了。手首の痛みは雲散霧消!動かしても1㎏のダンベルを持っても痛みなく整復操作完了です。
僕は『柔道整復師』の技術は本当にすばらしいと思っています。痛みの緩和ではなく!消し去る方法のひとつであり、古来から伝えられている武道技術だと捉えています。この整復技術によって骨折や脱臼に捻挫といった正常位から逸脱した状態を元の正常位に戻す方法なのです。
このようなすばらしい技術は、少しづつ忘れ去られようとしている気がします。技術の大切さを忘れ、時代の流れに流されているような!?そんな気がしています。このような時代だからこそ、これからも良い方法はドンドン発信して多くの皆さんと共有したいと思っています。