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強い男

尊敬する田中角栄氏が残した言葉に「私が総理の時には、資源外交に最大の力を入れた。まだ石油が高くない頃だったが、日本にとって資源問題は、国の存在に関わる問題だ!という認識があったからだ」という正に引けを取らない強気の言葉が日本人の心を熱くしました。

 

1973年10月、第4次中東戦争勃発を機にアラブ産油諸国が石油価格を引き上げ、ユダヤ石油資本に対して反乱を起こした。アラブ寄りの国以外には石油の輸出を制限したのである。アメリカは、あのキッシンジャー国務長官を通じて、日米関係を盾に日本国がアラブ寄りになる事を牽制した。然し!田中角栄氏はアメリカが日本に石油を回してくれない以上、独自の外交方針をとるしかない。と、完璧に突き放したのである。左上の写真は1972年ハワイにてアメリカのニクソンと会談した時のもので、石油外交に一歩も引けを取らず!強気で日本の国益を守る。という田中角栄氏の姿勢が強く感じられます。そしてこのあとロッキード事件が起こります。

 

口だけではない強い男を僕は見て、そして知っています。

柴田佳一 拝、

 

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