今回は、化学物質過敏症についてお伝えしたいと思います。「化学物質過敏症」は、一度に大量の化学物質を取り込んだり、極めて薄い濃度の化学物質を繰り返し取り込んだりすると発症するもので、2009年に厚生労働省により、レセプト(診療報酬明細書)に記載できる病名となりました。症状として、頭痛、呼吸困難、筋肉痛、関節痛、下痢や便秘、目のかすみ、耳鳴り、のどの痛み、声のかすれ、ホルモンバランスの乱れ、皮膚(肌)への影響など多岐にわたります。
洗剤や柔軟剤に含まれる『合成香料の化学成分』に、上記の通り、からだに影響を及ぼす成分がある。ということなのです。
臭覚は慣れると分からなくなるものですから、どんどんその量が増えていくと推察されます。一時期は、どこにでも化学物質の「におい」があり、学校では、かなりのものであったとお聞きしました。
自然な香りを嗅ぐとこころが癒されるものです。例えば、柑橘類やキンモクセイなど深呼吸したくなる思いがします。それに対して、合成香料の場合は『人によっては』拒絶反応が出る場合があるのです。
肌着は直接肌に触れています。これらに化学物質である合成香料の成分がしみ込んでいます。揮発した成分は口や鼻から取り込み、やわらかい肌からも取り込むと考えれば、健康を害するということも考慮しなければならないと思います。
僕は、その商品を断じているのではありません。一考するという時期にきているのではないかと思うのです。
学校や職場でも、責任のある方は呼びかけてみませんか!行なうことから始めましょう。ストレスが軽減されると能力が大幅に向上し、笑顔が増えることでしょう。