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梨状筋症候群

先日「お尻が痛くて何とかなりませんか?」と相談がありました。お聞きしますと、病院で痛み止めを処方されていて、それで痛みが取れなければ手術しましょう。と言われたそうです。(手術は絶対にイヤだと)

 

我々柔道整復師は、怪我(骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷)を取り扱います。椎間板ヘルニアや坐骨神経痛は、整形外科医に紹介して全て委ねています。今回のケースは、階段から落下してお尻を打ったという原因がありましたので、痛むところを確認しますと梨状筋に強い痛みが確認できました。

 

最近多くみられる『梨状筋症候群』を疑い、右拇指を当てると硬結が触れます。「少しだけ痛むかもしれません」と、お伝えして整復操作を行ないました。整復後は、痛みや痺れなどの下肢の違和感が8割の消失を確認し、患者さんに笑顔が戻りました。

 

椎間板ヘルニアによる下肢の痛みではなく『梨状筋症候群』によるものでした。これは、一定の整復操作で一気に症状が軽減!もしくは消失を見ます。それでは簡単に『梨状筋症候群』を解説します。

 

梨状筋症候群とは、お尻の筋肉である梨状筋(上の矢印)の中を走る坐骨神経(下の矢印)が外傷やスポーツ活動による過度の負荷によって、梨状筋に硬結を引き起こし、臀部の痛みや痺れなどの坐骨神経痛の要因となるもの。

 

これからの年末年始をどうしよう!?と、不安にお過ごしでありましたが「もう心配はいりません!良い年をお迎えください」と下肢の痛みを取る三導療法を併せてお伝えしました。「本当に良かったです!僕たちも一緒に笑顔にして頂きました。こちらこそありがとうございました」^^/

 

このブログが一考一助になればと存じます。

柴田佳一 拝、

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