今回は『胃痙攣』を取り上げます。午前中に来院された患者さんを迎えに来られた家族の方が、突然!上腹部の中心、みぞおちの痛みを訴えられました。
受付から急に「来てください」と。
『胃痙攣』であると判断し、即!治療を開始しました。1.2.3.と約3秒「す~っ!と痛みが引いていきました」良かったですね。^^/
仕上げに1.2.3!で約6秒で完了です。『胃痙攣』の苦しみは経験された方にしか分からないと僕は思います。
『胃痙攣』みぞおちの痛みは「どうなってしまうのだろう」「死ぬの?」と言った不安からパニックに陥る事が多い為!いち早く痛みを取り去る事が大切です。『胃痙攣ですね!大丈夫ですよ』と安心して頂けるような言葉を伝えましょう。
痛みから上体を曲げた状態ですので、座って頂くか!立ったままでも行なえる方法です。上の写真をご覧ください!両大腿部前面下部というか、両膝内側上部に黄色い丸が示されています。ここが『胃痙攣』の重要点です。親指を当て、膝を掴むようにしてやや強めに直圧してください。1.2.3.でよろしいです。
痛みが引いてきましたら、間髪入れずに頭頂部をやや強めに直圧します。1.2.3!これで終了です。僕たちは原因をストレスだと考えています。「ゆっくりと出来るご自分の時間はありますか?」「熟睡出来ていますか?」^^
然し!胃潰瘍や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、胆石、膵炎、虫垂炎や心筋梗塞から起きる場合もありますので、専門医への受診が大切です。冷汗を伴うものは、いち早くお願い致します。
カテゴリ三導療法の中に『決してあきらめない救急医療』と題してAEDが無い場合の方法もお伝えしています。是非!ご覧になってください。
一考一助になればと存じます。
柴田佳一 拝、