今回は『漢方薬』についてお伝えしたいと思います。「漢方薬は即効性はないが、穏やかに効いて身体にやさしく副作用はない」何て思っていませんか?
先日!患者さんからそんな事をお聞きしましたので、これはシッカリとお伝えしなければと感じた次第です。『思い込み』というものは誰にでもあることです。かくいう僕もたくさんの思い込みを外してきましたし、外して頂きました。
僕のたくさんの思い込みを外してくれた方は、残念ながらお亡くなりになられましたが、そのブログは今も健在です。以下、李先生の『異端医師の独り言』より引用転載させて頂きます。
(引用転載開始)
(漢方薬だって薬物。当然副作用はある。長期投与は禁物)
☆ 漢方薬の副作用
患者・太田さん(指圧師)から、2007年5月1日に「原因不明の奇病」Tさん(72歳男性)を紹介された。数年来の左下肢の運動麻痺のため介助無しに、歩行も椅子から立ち上がることもできない。他院での精査で脳に確たる病変はなく「アルツハイマー病」と診断されていた。
内服歴(どのような薬をいつから使用しているか)をみると、2年にわたり内科医から「漢方薬(ツムラ15、黄連解毒湯)」が処方されていた。すぐにこれを中止させたところ、8日目の再診時、運動麻痺はほぼ消失。21日目の再診時、運動麻痺は完全に消失し、表情が生き生きとして「アルツハイマー病」も誤診。すべて漢方薬の副作用であった。奥様に大変感謝されたが「インチキ」を中止しただけ。
それにしても、診断学と治療学を学んだはずの医者が、ツムラやカネボウが配る怪しげな「治療マニュアル」を根拠によく処方できるものだ、バカタレ。2009年8月にも、お元気に来院されたので、あれから2年以上になる。
(引用転載終了)
自ら『異端医師』を名乗られているだけあって!一刀両断的な強い文章でバッサリ!そこが、気弱な僕でも胸を張って賛同できる所以なのかもしれません。^^
李先生!ありがとうございます。
柴田佳一 拝、