僕が柔道を始めたのは中学からでした。竹脇無我の姿三四郎や桜木健一の柔道一直線の影響は、大きな役割を果たすものでした。柔道における関心は、大いに高まったと思います。然し!投げ技においては「空気投げ」のように数メートルも投げ飛ばされる映像や足の指でピアノを演奏するなど!あり得ないものを見るにつけ、すんなりと受け止めていたのは、まだその頃!頭の中やこころが澄んでいた証なのかもしれません。
高校でも柔道部に在籍し、ひたすら強くなりたいという思いは僭越ながら持っていました。卒業してしばらくしてから小林まこと先生の柔道部物語に出会い!その画像の躍動感!スピード感!柔道部そのままの姿を自分自身の柔道部に置き換え!主人公「三五十五」は自分自身で「名古屋」はあいつで!と勝手に思い込んで楽しんでいたものです。だけど「名古屋」の存在は逆に大きかったです!^^
富山県人の僕は、柔道部物語の中で「大杉高校」おそらく「小杉高校」の名前が出ていたのも何故か不思議と嬉しかったものです。大杉高校の赤木だったかな?モデルは誰だろう?とか。^^
この親しみやすい柔道部物語は、オリンピック金メダリストの古賀稔彦氏や三連覇の野村忠宏氏にも大きな影響を与えたのだそうです。古賀稔彦氏の背負い投げは正に確実に一本を取る技であり、背負い投げなのですが!『古賀投げ』と呼ばれる古賀氏独特の背負い投げを確立し、三五十五の襟だけでの『三五投げ』から野村忠宏氏がその独特の背負い投げを受け継ぎ!確立させたのです。
漫画である「柔道部物語」は、子供たちから選手!経験者から指導者にまで多大な影響を与えた「きっかけを掴む」書であると僕は思います。「柔道部物語」は、読めば強くなる柔道漫画です。すり切れるほど読まれ続け、数多くのすばらしいひと!や選手をこれからも輩出してくれることでしょう。
「小林まこと先生!柔道部物語!ありがとうございます」次に予定の女子柔道部物語も今から楽しみにしています。^^
柴田佳一 拝、