先日!患者さんから「これ、キハダと言います!何に効くんですか?」と手渡されました。(!?)
ご覧の通り!木の皮を削いだもののようで、春ウコンと同じ色をしています。匂いはやはり!木の香りがあって、苦みがありそうです。早速!調べてみました。^^
キハダ(黄柏)
ミカン科キハダ属の落葉高木で、アジア東北部、日本中の山地落葉広葉樹林帯に自生しています。樹高は10~15m程度で、20m以上になるものもあります。5月~7月初旬にかけて円錐花序の小さい黄色い花が見られます。
樹皮はコルク質で外樹皮は灰色、内樹皮は鮮黄色です。この樹皮からコルク質を取り除いて乾燥させたものは生薬の黄柏(おうばく)として知られ、薬用の他にも染料の材料としても用いられてます。
黄柏には、ベルベリンを始めとする薬用成分が含まれ、強い抗菌作用を持ち!コレラ・チフス・赤痢などの病原菌に対して効能があります。主に健胃整腸剤として用いられ、陀羅尼助、百草などの薬に配合されています。また強い苦みの為!眠気覚ましにも用いられていたと言われています。また消炎作用から湿布にも使用します。
キハダって凄いものなんですね!驚きの強力な抗菌力です!コレラ・チフス・赤痢に効くなんて・・・・・。僕は思うのですが!
これら3疾患だけではなく、さまざまな疾患に良いのでは?と。
正に『良薬は口に苦し』そのものですね!西洋医学どっぷりの現代に「キハダ」をはじめとした生薬の凄さ!すばらしさがもう一度!浸透していけば・・・。
そう思った次第です。
柴田佳一 拝、