纒を持った火消しの写真です。江戸時代は武士と町人の火消しに分かれて存在しました。胸には『商組』と入っていることから、外国商館組であることが分かります。明治元年の『横濱消防纒頭取附』によるとこの『商組』は外国人屋敷一円で、頭取は万吉さん。総勢百人であったと記録されています。
右にある箱から筒が伸びているものが何と!当時の消防ポンプであり『竜吐水』(りゅうどすい)といいます。水を汲み入れ、圧力をかけて放水する優れものです。すごいものですね!僕も8年前には地元の消防隊に属していましたから、クラシックポンプは目にしていましたが何か特別なものを感じます。(今もあるのかな?)
時代が経過した今でも、その『火消し魂』は引き継がれています。