左の美しい女性は、越中富山藩のお殿さま伯爵前田利同さまの令妹知子さまです。子爵岩倉具明さんに嫁がれました。
流石の美しさと併せて髪のつややかさは、推察するに椿油のしみ込んだ柘植櫛(つげぐし)をお使いになられていたのであろうと思います。椿油のしみ込んだ櫛で髪をとかれると艶とハリが表れ、正に碧の黒髪の持ち主ということになります。白髪も黒髪に変わるといいます。一体何故なのか!?
前回でもお伝えしたように、人間の頭部には重要なツボというか反応点があります。全身に気がスムーズに流れるように働きかけてくれる大切な場所がすべて揃っていると言っても良いと思います。
気がうまく流れない!滞った状態を気が病んでいる「病気」となり元のようにスムーズに気が流れる状態を「元気」というのです。
ですから頭の上にある髪を、頭皮をしっかりとつげ櫛で梳くだけで全身の大切なツボや反応点に働きかけ、病が去り!もとの元気なひとになれるのです。
では何故!?つげ櫛でないといけないのかを説明してみます。プラスチック製のくしは石油製品であり、自然なものではありません。ひとのからだには自然のものが一番あっているのです。プラスチック製のくしで髪を梳きますと静電気が発生します。然し!つげの櫛は比べものにはならないほどありません。
静電気は髪にパサつきや枝毛を発生し、まとまりにくい状態にしてしまいます。フケやできものも出やすくなるともいいます!
つげ櫛を使うだけの『つげ櫛療法』で髪だけではなく全身にハリとうるおいを取り戻しましょう。これは先人の知恵であり!先人たちの教えだと僕たちは考えます。
なかなか取れない痛みや疼き!不調を長きにわたって訴えられる方には是非!今お伝えしている『つげ櫛療法』を行なって頂いて全身の気の流れを滞りなくスムーズに調整してほしいとこころから思います。「大丈夫です!あなたの身体がもとに戻りたいと教えてくれています。僕たちは手助けだけをしています」
一考一助になればと存じます。