お昼休みに庭をぶらりと散歩していると、鮮やかすぎる赤の南天が「おい!もう少し傍に来い!早よ来んか」と僕を呼ぶではありませんか。しばらくすると「おい!赤いとこばっかり行っとらんとこっちへも顔を出さんかい」と、白い南天も呼んでいる。え~っ!?
今年の南天の実がいつもの大きさを遥かに超えていて!まるでブドウの様なのです。すっ凄い!?何で今年はいつもと違うのか?やはり!太陽の活発化が助長しているのだろうか!?う~む!?
然し、紅白の南天に誘われてチョット楽しい話を聞かせてもらいました。以前にも話題になりましたが「南天は難を転じて福となす」
縁起木で、餌のなくなる時期に鮮やかな赤色で鳥を誘います。鳥が実を食することでたくさんの場所に根付きます。
実は利尿作用があり、鎮咳や解熱効果をも有し気管支炎、喘息、百日咳に効果があるといわれています。茎や枝には抗菌力「ベルベリン」を有し、葉には「ナンニジン」という成分があり、日本の食文化!赤飯に南天の葉を添えることにより、その熱と水分で「チアン水素」を発生させるのです。
正に!お赤飯の下にイキのいい葉を敷いたり、詰めたお赤飯の上に乗せたりと、見栄えだけではなく!南天の抗菌力をさり気なく活用するという先人のすばらしい教えを知らず知らずに守っているのです。何て!すばらしい知恵なんだろう。(一礼)
日本の中に、いや!秘めたる内に、その何気なくも見える中に!何か途轍もなく大きなものが潜んでいるのかもしれない・・・。
何故か!?お昼休みにそんなことをふと!考えています。