僕の住む富山県砺波市は、散居村が有名です。大きな屋敷林に囲まれた家屋が点在しているのです。もちろん周囲は田圃であり隣の家までは5分くらいはかかります。家屋の周囲の田圃はその家屋の者が管理耕作しているのです。そのほうが効率的であることから古(いにしえ)より現代に残っているのです。屋敷林は『かいにょ』と呼ばれ、春夏秋冬を上手く生活できるように植えてあります。防風林の役割だけでなく小宇宙を形成しているのです。柿や桃など結実した実を食し干し柿にして冬の保存食としたり、強風で折れた枝や木を乾燥させ燃料としたり色々と利用していきます。また昔は鴨や雀などが来た時は捕獲する事もありました。家屋を建て増しする際は、その屋敷林を切り倒し最大限利用するという。家のものは感謝して使うという考えがありました。(凄)散居村や屋敷林の生活様式は『出雲地方』にもあり、出雲との深い繋がりを僕は感じています。屋敷林は以前にも記した通り出雲と東北にも存在しています。これからもドンドン僕なりに調査して発信していきたいと思っています。詳しい方がございましたら、是非ともご教授頂きたくお願い致します。拝、