『気持ち』『元気』『病気』など『気』という字は戦後に使用することになった字であり、戦前までは「氣」を使用していました。「氣」のなかに「米」があって、それを主食としていた日本人は「氣力體(たい)力」が充実し「精神力」を高め、そして非常に思いやりのこころを持った人間ばかりであったと思います。戦後からは『気』を使用することになり、そしてそのなかに『〆』が入っています。「氣」のなかの「米」は「氣」のエネルギーを四方八方に広げ、その力を発揮するものだと読み取れます。『気』のなかの『〆』は、そのすべてを〆(しめ)るもので、「氣」の大いなる力を妨げる(閉める・止める)ものと読み取れるます。ごしんじょう療法の貴峰道でも『気』ではなく「氣」という大いなる力を持つ字を使用されていて、體(からだ)はもちろん!四方八方にその流れを清々しく、そして美しく、正しくするのではないかと僭越ながら僕は思っています。戦前の日本人が大切に使用していた「氣」という大いなる力を持つ字を僕はあらためて、こころから大切にしたいと思います。(禮)