什の掟
㈠ 年長者の言うことに背いてはなりませぬ。
㈡ 年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ。
㈢ 嘘を言うてはなりませぬ。
㈣ 卑怯な振舞いをしてはなりませぬ。
㈤ 弱い者をいじめてはなりませぬ。
㈥ 戸外でものを食べてはなりませぬ。
㈦ 戸外で婦人と言葉を交わしてはなりませぬ。
ならぬことはならぬものです。
以上に掲げた什の掟は、会津藩上士の子息が六歳になると居住する地域によって『什』という子供達の組織に振り分けられ「什の掟」(什の誓い)を教えられ会津武士の基礎を身に付けたのです。
古き尊い教えですが、㈠から㈥までの掟は現代においても相当通用するものであると思います。㈦においては武士としての規律とりりしさを保ちお家を守る為に当時としては必要であったと思います。
最後の言葉に、七つの掟をもう一度強調してあるところに会津魂が込められています。僕は今の平成の御代に、もう一度古き尊い教えを取り戻して伝えていくならば、必ずや良き時代が訪れると信じています。
ならぬことはならぬものです。(込)