昨日、とある場所でおしゃれなご夫婦と愛犬に出会いました。僕は七と一緒にいたのでご挨拶。会釈と笑顔にこころが和みます。
ご夫婦の愛犬は老犬で、歩行が麻痺の為に少し辛そうな感じがしています。奥様が5メートルほど離れたところに立たれて愛犬を待っておられ、旦那さんが愛犬の頭を優しく撫でてから「よし」の合図で5メートル先の奥様まで懸命に駆け出します。麻痺のあることを忘れたかのように奥様の前に来てお座りです。^^
奥様の喜びように老犬もうれしくて、尻尾を勢いよく振って応えています。そこに旦那さんが近づき老犬を抱き、ご夫婦で愛犬の頭をたくさんたくさん撫ぜておられていました。
何かしら、こころにジーンとくるものを感じ、七とふたりで顔を見合わせていました。最近読んだ一冊に『犬が教えてくれたほんとうに大切なこと』があります。そのなかに『優雅に歳を重ねよう』があります。犬の老いについての件です。
『犬には、自分が歳をとっているという意識がない。犬はいつも今を生きていて、私たちのように時間を気にすることはない。だから過ごしてきた年月を後悔することもなければ、これからの日々のことで頭がいっぱいになることもない。歳老いた犬は、できなくなってしまったことよりも、今できることに夢中になる。置かれた状況に適応し、しっぽをふる理由を探す。自分は何歳かなんて、計算したりしない』
ステキなご夫婦と愛犬の家族は、こころおだやかに、そして毎日を幸せにお暮しなのだと自然にそう感じました。
僕たち人間も何もかも忘れてそのように生きてゆければいいなあ~何て、しっぽも振れないのに何故か!?思うのでした。^^
色んなところでステキな出会いがあるものです。『犬が教えてくれたほんとうに大切なこと』のひとつが分かったような気がして。
ほんとうにありがとうございます。
また何処かで。