今日の北日本新聞(13)面は、僕的に大変嬉しい記事が掲載されていました。「絶対安静」は体に毒?
運動する方が早く回復
と題した『今どき養生訓』10医師岡田正彦さんの寄稿された記事です。
以下、引用転載致します。
(引用転載開始)
「病気になったら絶対安静!」と言われていたのは昔の話。むしろ積極的に体を動かした方が病気も障害も早く治る、という話をしましょう。腰痛に悩まされている人は多いことでしょう。急に腰が痛くなったとき、安静にすべきかどうかを調べた研究は多数あります。それらの結果によると、安静にするよりも普段通りに生活する方が、痛みは早く軽減することが分かっています。
膝の痛みの多くは「変形性膝関節症」と呼ばれるものです。安静にしていた人と、積極的に運動していた人を追跡調査し、「痛み」や「座れるか」などを比べた研究があります。結果は、積極的に運動をした人の方が、圧倒的に症状の回復が早かったそうです。
女性の更年期障害では、「体が火照る」「寝汗をかく」などの症状があります。最も効果的で安全な治療法は、薬を飲むことではなくやはり運動であることが研究で分かっています。運動はどんなものでもよく、海外ではヨガや太極拳なども好まれているようです。
英国では非常に興味深い調査が行われました。乳がんの手術から2日後に退院した人と、5~10日後に退院した人を比べたところ、その後の経過には全く違いがなかったそうです。病気になったり、手術を受けたりした後、必要以上に長い時間、ベッド上で安静にすることにも問題がありそうです。
人の体は、動かしてこそ健康が保たれるという結論になりますが、これは、長年、患者さんの診療に当たってきた私の実感とも重なります。ただし、病気や障害によっては、してはいけないこともあるので、必ず主治医と相談するようにしましょう。 (医師)
(引用転載終了)
僕たちは、以前より病気によっては「絶対安静」を良しとしない考えのもと治療に当たってきました。今までとは正に真逆の方法をお伝えしてきましたので患者さんからも「え~っ!うっそお?ほんまに~?」・・・・と。(笑)
然しながら、結果がすべてであり!皆さん笑顔になって頂いています。もちろん!岡田先生がおっしゃる通り、病気や障害によってはしてはいけないこともあります。医師に相談のうえ行なうようにしましょう。
よろしければ、思い込みを一度!外して一考するよい機会なのかもしれませんね。^^